手抜き介護7 段ボールで上体ずらし
食事の時にベットの背もたれを起こしますが、体が足元の方にずれているので定位置に戻さなければなりません。
背もたれを少し上げ、両脇に手を入れて引き上げます。腰で上げてる感じで腰への負担がかかります。
床ずれ予防のために体圧分散式マットレスに交換したのですが、マットが柔らかく体が少し沈んだ感じになります。背もたれを少し上げ、両脇に手を入れて引き上げるのですが、おしりが上がりきらず、より力を必要とします。
体を引き上げるいい方法はないか考えます。
入院中は体の下にバスタオルを敷き、看護師さん2人でバスタオルの両サイドを持ち上体をずらしていました。
そこで、バスタオルを敷き頭上側から引っ張ろうと思いました。バスタオルごと沈み込んでいるので引き上げることが出来ません。
体の下に敷く事が出来て沈み込まないもの、少し硬いもの・・・・
当時、オムツを箱買いしていたので大きな段ボール箱がありました。
これは使えないか。
まず、私が試してみます。
段ボールを巻いて棒状にしそのうえで寝ます。
痛くない。大丈夫。
背中とおしりが乗る幅の段ボールを45ℓの黒いナイロン袋に平らに入れてテープで止めます。
バスタオルを下に敷く要領で、ナイロン袋のかかった段ボールをおしりから背中にかけて乗るように敷きます。頭上側に立ち、両手を脇の下にまわし入れ段ボールを持って引っ張ります。今までで一番楽に上体をずらすことが出来ました。
日に数回、上体ずらしをします。この時一緒に足のリハビリをしようと思います。
母の膝を立たせ、ベットの足元を少し上げます。すると、ベットを蹴りやすくなります。
「蹴ってよ。」と声をかけ、
「せーの」で引っ張ります。
「(蹴ってくれて)ありがとう。たすかったわ。」と声をかける。
「そおかぁ~。」と、少しうれしそうです
最初はまね事だったのが、しっかり蹴ってくれるようになり、段ボールを敷かなくても上体をずらすことが出来る様になりました。
次は、ベットの背もたれを少し上げ、仰向きに寝ている母の膝を立て足の裏に20cm×40cmぐらいの板(家にあったもの)を踏ん張りやすいようにあてて板が動かないように押さえ、
「上に上がってよ。」と声をかけると、
体をお越し、お尻のあたりに手を置き足を踏ん張って体をずらせるようになりました。
しばらく続けると自分で足を曲げ体をずらすことが出来る様になりました。
介護が少し楽になります。
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