手抜き介護6 ペットボトルと体位変換
自動体位変換エアーマットレスから体圧分散式マットレスに変更することにしました。床ずれ予防のマットですが体を動かさないでいると血行障害を起こしたり、関節が動きにくくなったりするそうです。
体位変換をしなくてはなりません。
入院中は2時間ごとにオムツ交換と体位変換をして頂いていました。
当時、家では7時、12時、3時半、19時の食事の30分位前と23時にオムツ交換をしています。夜中にオムツ交換をほとんどしたことがありません。
これからは体位変換をしなければならないので体位変換の時間に合わせてオムツ交換をしようと思います。
オムツ交換の後、膝を立て、膝と肩に手を添えて右向きに倒します。 肩に添えた手を放すと仰向きに戻ってしまうので背中とおしりに枕を置きます。
しばらくすると仰向きになろうとしてなれないので声がかかります。枕を外すとぐだーっと 仰向きになります。
2時間どころか30分も横向きでいるのは無理なようです。
2時間後同様に左向きに体を倒し、枕を背中とおしりに置きます。しばらくすると声がかかり、枕を外すと仰向きになります。
2時間ごとに体位変換するのも大変で、おしりが赤くなっていないか確認しながら4時間ごとに体位変換するようになりました。
“おやつを食べながらリハビリ” の効果があったのかどうか、ベットの柵を持って上体をひねることが出来る様になりました。
体位変換の時、柵を持って体を横向きに維持することが出来る様になり、おしりに枕を置くだけで,背中に枕を置く必要がなくなりました。
ペットボトルに水を入れ凍らせておきます。熱が出た時や寝苦しい夜にタオルを巻いて使います。
前夜,暑かったので凍らせたペットボトルを渡すと気持ちよさそうに抱いて寝ていました。
翌朝、体位変換の時、ペットボトルが転がっていたのでそれを枕の代わりにおしりに置きました。
いつものように仰向けになりたがったのでペットボトルをおしりに置いていることを母に話すと手で探ってペットボトルを自分で外すことが出来ました。
枕の時は重かったのか、滑りが悪かったのかわかりませんが自分で外すことは出来ませんでした。
それからは、母が苦手とする向き、右向きに体を倒し、柵を持って上体を維持してもらい、おしりにペットボトルを置きます。
「しばらくこのままでいてね。」と、声をかけます。
しばらくして、仰向きに戻りたくなれば自分でペットボトルを外し、仰向けに、そして、左の柵を持って左に向くようになりました。
ペットボトルを利用するようになって、次は右だったかな。左だったかな。と考える必要がなくなり、枕を外してあげることもなくなり、
手抜きできるようになりました。
オムツ交換や体位変換をする時に膝を立てますが関節がすこしかたくなっているのか深く曲げることが出来ず、手を放すとズルズルと伸びてしまいます。そんなことを2~3回繰り返し、体を右に倒したり、左に倒したり、2~3回ゆらゆらと体を動かします。体位変換するたびに続けていると足を深く曲げることが出来るようになりました。
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