退院の日、家に着くと「便所に行く。」といいました。 ちょっとびっくりです。入院中はオムツをしていたので排尿を教えてくれるとは思っていませんでした。

「どうやってトイレに連れて行こうか・・・。」

母は立つことが出来ません。

近くにキャスター付きの椅子があったのでそれに乗せてトイレの前までコロコロ。トイレの前で一人が椅子を押さえ、一人が母を抱え上げ、もう一人がズボンを脱がせオムツを外し3人がかりでトイレに行きました。

誰かが「一人でトイレまで連れて行くのは大変だしポータブルトイレを利用すればいいんじゃない。」といいました。私は「ええっ、そうですね。」と答えたものの、ベットは居間に置いていたのでそれは絶対にありえないと思いました。使用した後の処理を想像しただけでも私には無理です。

でも、トイレに行ってくれれば私も助かります。

母を私一人でトイレに連れて行くためにはお姉さん達が補助してくれたことをクリアーしなければなりません。

そこで、ベット上でずぼんを脱がせ、椅子に乗せてトイレまでコロコロ。キャスターをトイレ入り口のさんに掛けて動きを止め、オムツのテープを剥がして左右の肘掛に結んだゴムに預け、オムツを椅子に張り付けたようにしておいて母を抱え上げトイレに座らせました。

しかし、排尿は日に数回。腰に違和感を感じ2日目でギブアップ。母にそのことを伝えると不服そうでしたが、排便の時だけトイレに行ってもらうようにしました。

その後、車いすの車輪にカバーをし、家に上げて使うようになりました。

トイレ2

 

 



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