今日は仕事がお休みでした。
髪も長く伸びできて、整えるのが大変になってきたのと、シャンプーが一回では泡立ちにくくなってきたので、久しぶりに散髪に行ってきました。
へなちょこ夫が行くところは、70歳代のおじいさん(失礼しました)がされている床屋さんです。

 

落ち着いた雰囲気のところで、2人でゆっくりとした会話をしながら散髪をしていただけるところなのです。
へなちょこ夫が引越して住んでから5年間ずっと通い続けている大好きな床屋さんなのであります。

 

今日はマツダのCX3の車が発売される話をして盛り上がりました。
お客さんに受け入れてもらえる車づくりを日々がんばっているそうで、マツダは全ユーザーを購入対象に入れる戦略では無く、10%の熱狂的なファンを作り、2%のお客を作る戦略で進めているそうで、とても好調な売り上げをあげているんですって。

 

へなちょこ夫はそんな話をしながら、床屋さんはどうやってお客さんに来てもらうようにしているんですか?とか、
お店を立ち上げた時はどうやって売り込みをして行かれたんですか?などなど色々と聞いていました。

 

すると、床屋さんは「私は職人で、商売人では無いんですよ」って言ってくれました。

ん???床屋さんなのに、商売人では無くて、職人・・・・って?
そもそも商売人と、職人の違いって何ですか?と聞いてみました。

 

床屋さんは「職人って言うのは上手くは言えませんけどね、北海道から来た一見さんのお客さんでも、ちゃんと(仕事)をするんです」
「ちゃんと仕事をするって言うのは、お客さんが常連さんであっても、一見さんであっても散髪がちゃんとできる(仕事ができる)ようにするんです」
「商売人って言うのは、お客さんを見て値段を決めるんですよ。後は、店の回転率をどうやって上げようとか、シャンプーのコストをどうやって下げようとか」
「ですが、私はそういうことができないんです。仕事のことしか考えられないんですよ。商売人のような時間の使い方はできないんですよ。あはは。だから私は、商売は下手なんです。」
「でもこれまで50年間、なんとか生き延びれてこれましたけどね・・・・・笑」

 

へなちょこ夫は、そんなお話を聞かせてもらえて、とてもうれしくて、楽しかったです。そして感動しました。

お客さんを見て値段を決めるって言うことは、例えば、常連さんだったら「安く」して、一見さんだったら「高く」するみたいなことでしょうか・・・・?
そして、「仕事」って何ですか?って聞いてみました。

 

床屋さんは「散髪する人は、いつも同じ人が来るわけではないんですよ。色々なお客さんが来るんです。もちろん常連さんも来るんですが・・・・」
「たまたま(1回だけ)来るお客さんもいるんですが、何年か後にまた来る場合もあるんですよ」
「そんな時には、あれ~お客さん確か、2、3年ほど前にも一度来られましたかぁ~?って聞いてみるんです」
「そしたら、お客さんが、そうそう、以前にも来たんですよ。出張でこちらの方へ。覚えておいてくれたんですね・・・・って言ってくれて、うれしくなるんだそうです」
「なんて言うか、そうやって色々なお客さんを見てきて、全部とは言いませんが、ちゃんと覚えておくんですよ・・・・それが私の仕事なんです・・・・」

 

・・・・・はぁ~・・・・・すごいです。本当にすごいですよぉ~・・・・おじいちゃん!
そんな会話を楽しみながら、あっという間に時間が過ぎていました。

「こうやって人の人生と言いますか、人の経験を話してもらえるのは、とても面白いなぁ~と」
自分は、普段から引きこもりで、家から出ることがなくて、友達も少なくて、馬鹿で、勉強も出来なくて、本もほとんど読まないへなちょこ人間ですが

そうやって「日常」の身近な所で経験(お話)ができると、とてもありがたいですねぇ~。

 

みんなすごいなぁ~って、いつも感心します。

あははははは~ 今日も、とーーーーーーっても為になりました。(笑)

床屋

嫁さん「子供がすーすー寝ているよ」
へなちょこ夫「そうやね・・・・ん?足を上げながら寝ているね・・・・」
嫁さん「すーすー寝ているよ」
へなちょこ夫「うふふ。微笑」

嫁さん「美容院は新規のお客さんには安くするけど、2回目からは通常の価格やなぁ~って」

嫁さん「だからね、よっぽど気に入らないと2回目は行かないんよん」

嫁さん「だって、高いからね~」

へなちょこ夫「へぇ~ そんなシステムやったんやね。知らなかったですぅ~」



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